AIIB vs ADB

中国と主導権争い、日本はインフラの質アピール
【バクー=五十棲忠史】麻生副総理・財務相が3日、アジア向けのインフラ(社会基盤)投資を拡充する構想を表明したことで、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立準備を進める中国との主導権争いが本格化してきた。




 日本は、強みを持つ「品質の高さ」「信頼性」を武器に、存在感を高めることを目指す。

 麻生財務相はアジア開発銀行(ADB)のセミナーで、「高効率の石炭火力発電や新幹線といった世界最先端の日本の技術・ノウハウをより一層活用し、アジアにおけるインフラ投資を推進していく」と訴えた。

 これに対し、同じセミナーでは、中国の楼継偉ロウジーウェイ財務相が、アジアを中心とした新たな経済圏の構築を目指す中国の「シルクロード(一帯一路)構想」を持ち出し、「アジアをさらに結ぶ。ぜひ参加してほしい」と各国に呼びかけた。

 道路や空港、電力、通信網などは、モノを運んだり、企業が活動したりするうえで重要な要素となる。日本としては、低品質のインフラ整備を急いで進めるより、高品質を保ちながら進めた方が、長い目でみれば、高い経済成長を見込めることをアピールしていく考えだ。

 日米が最大の出資国であるADBの中尾武彦総裁は1日、AIIBの初代総裁就任が有力視されている金立群・元中国財務次官と会談し、協力していく方針を確認した。

 しかし、水面下では日中間の激しい綱引きが今後も展開されることになりそうだ。

2015年05月04日 08時59分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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